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開催日時2009/11/28 + 2010/01/31
WorkShop名/会場ゆびふで Boku un do
場 所Clayball
テーマゆび筆体験
2009/11/28
今回のclayballは奈良の墨運堂さんの”ゆびふで”を使って大きな和紙に墨で絵を描きました。このゆびふではまだ販売されておらず、今回モニターとして使わせていただきました。形がとてもユニークで指に差し込むようになっているので、指先で直接描いている感じがします。このちょっと変わった形の筆と大きなサイズの和紙に始めは躊躇していた子供たちでしたが、描き始めるとどんどん思い思いに楽しんでいました。

2010/1/31
今日は前回のゆびふで体験に参加できなかった家族に やってもらうことになりました。 が、とても好評で「またやりたい!」と前回のみんなも来てくれました!製品化されるのが楽しみ。待ち遠しいですね。

≪ゆび筆体験記≫
【参加した家族構成】
 ・家族A:母親、小2(7歳:書道経験あり)、年中(5歳)、3歳、0歳(さ すがに使ってはいません!)
 ・家族B:母親、小2(7歳:書道経験あり)、年中(5歳)
 ・家族C(原田):父親、母親、小5(10歳:書道経験あり)、小2(8歳: 書道経験なし)

【ゆび筆の感想】
 ・家族C(原田:母) 吉野のneomuseumで一昨年と今春に使わせていただいていたので、原田家の子供たちは慣れた手つきで指にはめて描いていました。長男(小5)は「書道の筆より柔らかくて書きやすい」と申しております。ただ付け替えていくうちに指にはめず、最後の方は普通の筆のように持って描いていました。年齢が上がると持つ方が慣れているため、はめるのを面倒に感じてくるのかもしれません。一昨年のParty of the futureで使わせていただいた「指サック版」のような形の方がつけはずしが楽なのでは?と思う半面,今回の改良版の方は、子供も大人も指のサイズを気にせず共有して使うことができるので、一長一短なのかもしれないなぁと感じています。 二男(小2)は「指で直接描いている感じ。指からインクが出ているようでおもしろい!」と申しております。説明書は読んでいてわかりにくいところはありませんでした。ただ、使用後に キャップをはめようとした時なかなかはめることができず、もう一度説明書を読みかえしました。「溝(ツメ)を合わせないとキャップがしまらない」と言うのが一度読んだだけではわかっていませんでした。(単に私の読解力不足かもしれないです!)欲を言えば、説明書を読まなくても使い方,しまい方がわかるデザインだと, もっと幅広い層(小さな子供でも1人でかたづけることができる)に使ってもらえるのではないかと思います。 他のお子さんたちの様子を見ていて感じたことは,着けはずしが子供だけ(特に幼稚園以下)では難しいだろうと思っていたのですが、年中の子供たちでも慣れてくると自分1人でちゃんとリングを本体にはめてから指に着けているのを見て驚きました。珍しい道具は子供にとって(大人にとっても!)ワクワクする(上田先生っぽく言うと"playful"ですね)ので普段よりも創造力が刺激されるように思います。子供たちの描いている様子を見ていて、最初の一筆には少し躊躇している感が見 られたのですが描き始めるとドンドン表現が広がっていった様に思います。

【ゆび筆の感想】
 ・家族A:母 4人の子供の母親です。 今日は上の子供3人がゆび筆初体験をしました。みんな初めはドキドキしていた様子でしたがすぐに慣れ、とても楽しそうに絵や文字を書いていました。7歳の長女は「筆の先がサラサラして書き安かった。長い筆よりも力が要らなくて綺麗に書けた!」と喜んでいました。 5歳の次女は「はじめは書きづらかったけど、すぐに書き安くなった。一人でも指にはめたりはずしたりすることができた!」とはしゃいでいました。3歳の三女は「手が折れそうだったけど面白かった!」と嬉しそうでした。 3人ともまた書いてみたいと言っています。私自身も書いてみたのですが、筆が柔らかくて書きやすかったです。 指にはめる仕組みも、これなら指の細い子供にも指の太い大人にも対応できていいなあと思いました。説明文もわかりやすかったです。また、親子でこの筆を使って書いてみたいと思いました。

【ゆび筆の感想】
 ・家族B:母 ニ児の母です。 今回初めて指筆を使わせてもらいました。二年生の長女は、指の先に筆がついているので最初は不思議な感じがしたんだけど、書いている感覚に慣れたらとても面白かったと言っています。指先で絵を書いてる感じを楽しめたと思います。 年中の長男は、まだ細かい部分を表現するのは難しそうだったのですが、もちろん指筆は初めての経験なので、興味津々な感じでたくさん書きたがって楽しそうでした。 説明書もわかりやすかったですし、指のサイズに合わられるリングも使いやくて良かったです。 できたらもう一サイズ太い筆があるとまた違う表現ができたんじゃないかと思います。 子供に使わせるには面白いものだと思うので、金額がリーズナブルであると尚有 り難いかなと思います。

【実施日】 2009/11/28
【使った道具】
・ゆび筆(送っていただいた2組(1組:太筆・細筆)
・墨(黒と朱)
・書道紙 700×680(700×1360のものを半分に切って使いました)
・はがき(和紙)
【流れ】
パート1:2人1組で書道紙にお絵かき
       ↓
パート2:はがきにお絵かき
       ↓
パート3:省察

描いている様子を撮影した写真を,パソコンのスライドショーでみんなで見て当日の内容の省察を実施。 スライドショーを見ている時に子供たちが、小さく切った書道紙に墨を垂らして絵を再び描き始める

実はこのゆび筆を体験してもらった家族の方々(二男・小2のお友達7家族ほど)で今年の春から親子サークルのようなことを始めています。 行事はぼちぼちなのですがサイトも立ち上げました。 Clayball
今回のゆび筆で絵を描いたこともブログに書かせていただいてます。 「子供たち一斉に描かせられたらお互い刺激されてまたおもしろいかもね」と 今回の参加者の間で話にでていました。
clayball 原田美佳