再美日本
文字は伝統的に手書きによる動作が形になってきたものです。字形を学ぶ手本が活字のように図形的になると書きづらくなり伝統的な美しさも薄れていきます。
上の図は字形の変化です。ひらがなの「え」は、漢字の「衣」からきていますが小学校で学ぶ書写の手本は昔は②のように「え」の底辺部に段差があり伝統的な形を守っていましたが最近では③のように段差がなくなり活字のようになっています。近年学習漢字を枠内に分割したり寸法を規定するような研究も見られますが、本質的な課題は、文字そのものを主体に考えていかねばならないのではないでしょうか。日本の伝統文化を学ぶ国語科「書写」と「書道」のそれぞれの目的と意義を再考し、同時に生涯に於いて書を学ぶ全ての人々のために用具・用材開発を進めていきたいと考えています。
宇都宮大学・地域デザイン科学部 教授
文化マネジメント研究室 中島宗晧
シリーズ商品紹介
筆 再美日本(初心者向き) |
<初心者の半紙書きに> |
子どもたちが小学校などで学習する「書写」は、国語科教育の目標「正しい日本語の学習」の中で、「正しい文字」を知る大切な時間です。そして、「文字を正しく、ていねいに書くこと」を目標に、子どもたちは鉛筆や毛筆を使って学習しています。今はほとんど使うことのない毛筆ですが、わたしたちは文字を鉛筆やペンで書く時にも「はねる、はらう、とめる、ぬく」などに注意しています。これらは、長い文字の歴史の中で、毛筆特有の動きが型(かたち)となってきたものですから、今も毛筆を使って書くことは「正しい文字」を身につける基礎的な学習といえるのです。そもそも筆に限らず道具といえば、その基本的な技術をもってこそ初めて使いこなせるものですが、「再美日本」シリーズの筆は、何より扱いやすさが特長です。「はねる、はらう、とめる、ぬく」といった基本的な動きも無理なく自然に表現でき、大人から子供までが最初に手にする筆として、また、これから長く愛用できる筆として最適な道具といえるでしょう。
筆 再美日本(初学者向き) |
<毛筆扱い上達の近道> |
下敷 独立マス目型 |
<バランスのとれた美しい文字を書くために> |
下敷 観!自在 |
<バランスのとれた美しい長文・作品を書くために> |
ソフト文 鎮 おもし<ソフトラバーで包んで |
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硯 学遊硯<学遊硯 7つの秘密> |
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多用途 文鎮 三位一体<印矩にも筆置きにも使える文鎮> |
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水書きシリーズ
<始めて文字に触れる子たちに、目習い・手習いから始めましょう>
水で書いて乾けば消えて何度でも書ける「水書き用紙」できれいな文字の習得ができる!
※お求めは全国の書道専門店、墨運堂代理店、ネット通販、でご購入ください。