墨の資料館(墨運堂 本社/がんこ一徹長屋 隣り)
墨の歴史と職人たちの技を、見て、触れて感じられる資料館
階段を上がると墨の香りが漂いはじめ、窓越しに墨造り職人達が威勢良く型入れ作業に没頭しています。墨造りは奈良時代から1300年の間絶えることなく続いて来ました。時代と共に墨造りの製法も作風も変化してきましたが、職人たちのより良い製品を生み出す心意気は全く変化していません。墨がこれまでどのような歴史を刻み、どのように造られるのかを展示し、実際の型入れ作業の現場を目の当たりに見られる資料館です。これまで墨運堂が収集して来た書画にまつわる歴史的な資料や作品を一堂に展示し、次の世代に引き継がれる書画創作に、なくてはならない筆記具文化を芸術と技の両面からご紹介しております。奈良に伝わる伝統の技を是非ご覧頂き、和文具の世界を今一度体感して頂きたいと思います。
■1階エントランス
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巨大な硯と筆がお出迎え |
■2階展示室
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実際に職人による墨の型入れ作業をご覧いただけます |
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墨の製造工程に関わる小道具の展示 |
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墨の製造工程が分る写真パネル展示 |
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人形を用いた墨の全製造工程をジオラマ展示 |
◆「にぎり墨」体験ができます
・費用:一般向¥1,650/1丁(税込) 学生向¥1,100/1丁(税込)
・期 間:毎年10月~4月(冬季)
※その場で造った墨はそのままお持帰りいただきます。【要予約】
■3階展示室
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昔の墨から現在の至るまであらゆる種類の墨を展示 |
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中国、韓国、台湾など、海外の墨の展示 |
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墨運堂が誇る、百選墨、題字墨、変形墨、記念墨、戯墨、彩墨の展示 |
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伊勢神宮に奉納された日本一の巨大金巻墨の展示 |
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著名作家による書画作家の作品展示 |
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木型作成資料の公開と、木型の図解並びに製作小道具の展示 |
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方氏墨譜、程氏(墨苑)、渉園墨粹の展示 |
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DVDによる「墨のできるまで」の放映 |
◆「墨の資料館」見学に際して
ご来館の際に館員による解説(無料)や「にぎり墨体験」(有料)は事前にご予約が必要です。(下記参照)
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休館日 |
10月~4月:(毎週月曜日【祝日の場合はその翌日】 年末年始) 5月~9月:(土 日 祝日 8月1日~8月31日) <時期によって休館日が違いますのでご注意下さい> |
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開館時間 |
午前10時~午後5時まで(最終入場は4時30分) |
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入館料 |
無 料 |
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住所 |
〒630-8043 奈良市六条1丁目5-35 墨運堂本社/がんこ一徹長屋の隣り |
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交通手段 |
近鉄橿原線・西ノ京駅下車、徒歩5分(ホームの隣・駐車場有り) |
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併設施設 |
がんこ一徹長屋 <大和の職人長屋> (別欄参照) |